最近健康保険を取り扱わない整骨院が増えてきた5つの理由

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整骨院に訪れている変化

少し前までは、このサイトをご覧の皆さんは整骨院にどんなイメージを抱いていましたか?

肩や腰が痛くて通う、足くじいたリして通う、そんなイメージではなかったのではないでしょうか?

たまーに自費のコースがあったり、という所もありましたが、基本的には健康保険を前提とした

医療機関というのが一般的な状況でした。

しかしここ数年で、大きな変化が出てきました。

自費専門の整骨院、急増中

以前に比べると、
理由はいくつかあるようですが、大別すると、
1、療養費の不正請求により免許停止期間中
2、健康保険が厳しくなってきたと感じたため
3、健康保険の範囲で行う施術と患者さんが合わないため
4、自分の理想の施術を追求するため
5、コンサルに勧められて

が多いようです。
今日はそのあたりを分かりやすく説明出来たらしていこうと思います。

1、療養費の不正請求により免許停止期間中

医療費、療養費というのは国の税金から賄っています。

それを不正に利用して、利益を得た場合は、整骨院側は処分を受けます。

不正請求が何かというのはわかりにくいと思いますが、ざっくり言うと、

肩こりで保険請求、どこも痛めてないのに保険請求、来てないのに保険請求

など、整骨院の取り扱いでないものに対して保険を使えるように操作をして医療費を請求する悪質な

行為の事です。

整骨院の国家資格は免許制なので、このような違反をすると免許の停止が発生することがあります。

その際は保険取り扱いはできなくなります。仕方ないので保険以外で・・・というのがこのパターンです。

ただこの中で切ないのは、患者さん側から、「治したいけど金銭問題で自費だととても通えない。
どうにかケガということにして保険で通えないか」と訴えられて・・・という
まあダメなんですけどなケースもあったりして、闇が深いです・・・
大多数の整骨院では、当然断るのですが、何様のつもりだ!と言われたことが結構あり、
「みてもらいに行ったら断られた!保険使ってくれない!」と風評被害を受けることもあります・・・

2、健康保険の取り扱いが厳し宇くなってきたと感じたため

病院の物と比べて制限があり、また制度上やることが多いため、元々扱いが大変な側面はあります。
法律が変わったりはしてないので厳しくなってはいないのですが、
代行制度のため、保険組合などの問い合わせなどの対応も増え、手が回らなくなった
方もいるようです。
また、代行制度な関係上、組合などの問い合わせは病院と比べて必発します。
近年は、増えすぎた医療費を不必要な部分は抑制するためのチェックとして、
保険組合の問い合わせはむしろしようという流れですので、以前よりその手の
問い合わせは増加傾向です。これを厳しいと感じる方もいるかもしれませんね。

その結果患者さん側からも、「問い合わせをされる=よくないことをしている」
と勘違いされて、板挟みになった結果、
やになった先生も最近多いようです。

3、健康保険でやる施術と患者さんのニーズが合わないため

・日本は国民皆保険制度
・最低限度の医療だけ行っていても医療費は40兆円を突破している
ため、保険適用の症状には健康保険を取り扱うことになりますが、その範囲を超えた施術は
行えません。
・腰の治療のついでに肩コリをやってほしい
・首の治療のついでに足をもんでほしい
・ケガしてないけど安くやってほしい
・保険料払っているんだからなんでも保険は使える
ということは、毎回初診の方に制度を説明し、ケガの取り扱いはこの箇所のみになると
説明し、受領委任制度を希望されたか確認の上取り扱う整骨院ですら、
ちょくちょく言われます。当然すべて駄目です。おまけしてのレベルではなく、
やったら捕まります。もしくは1で上げたように免許停止になり、保険が使えなくなります。

その都度再説明を行いますが、
「それはおたくの勝手に決めたことでしょ?」と言われると整骨院の先生も人間ですからまあまあへこみます
厚生労働省がきめた国のルールであって、整骨院が左右できるものではありません
今のところなぜかそういうことを言う方に限って印刷して渡しても読んでもらえませんが。
実際に上記の事で深刻に悩んでいて、「保険とかその辺はどうでもいいからやってくれ」
という人がいるのも現実で、そんな人のため、都度都度保険では○○みたいな話をするより、
気兼ねなく治療に専念するため、健康保険の取り扱いをやめる、こんなこともあります。

4、自分の理想の治療を追求するため



医療従事者というのはいわゆる専門職にあたります。日々技術、知識を学び続け、
患者さんの回復をお手伝い出来る部分を増やそうと日々努力しています(どの仕事もそうですけど)
その中で、「これは!」と思う治療法や技術を身に着けた時、ふと気が付くと、

健康保険の範囲でできる治療を超えてしまっていることがあります。
今現在、日本では医療費総額が40兆超え、整骨院はその1%弱の規模の
療養費(医療費の一部)を担っています。

回復を早めるためには全身トータルでみたい・・・
でもそのための治療を保険の範囲で行うのは制度上無理・・・

そんな時、

自分の治療は自分しかできないが、保険の治療は誰もができる。
なぜなら最低限度の治療=保険だから
自分にしかできないことをしよう!

という結論に到達して自費治療一本にする方も増えてきています。
後はもともとやりたい治療があり、治療の方向性的に最初から健康保険の範囲に収まらない
ケースもあります。

5、コンサルに勧められて


コンビニ(10兆円規模)と同じくらいの数がある整骨院ですが、経済規模は

20分の1以下の為、基本的にあまりお金持ちはいません。やりがい命です。
やりがいの為には来てもらいたい、知ってもらいたい、そんな気持ちはだれにでもあります。
そこにコンサル登場です。
原則を守ったうえで認知してもらい、いいもの(技術)を提供する
というのが理想ですが、誰も来なければお仕事も続けられません。
という点を突破口に、
認知第一、来てもらったら先生のの技術でどうにでもなります!よね?(と煽る)
⇒軌道に乗ったら原則を周知すればいいんです!先生位わかってれば大丈夫!(と煽る)

結構こういうコンサルの営業やセミナーが増えてきています。

そうなってくると、手段の為に目的を選ばないので、謎の院が爆誕します。
・交通事故専門を謳いつつ骨盤矯正を行う
・腰痛専門を謳いつつ肩こりが得意と表記
・健康保険を使いませんと言いつつ交通事故(自賠責保険)は取り扱う
など、カオスなことが起こるパターンです。

整骨院が保険を使わない整骨院化する背景を考察してみました。

年配の方からすると
整骨院=保険が使えるところ
現役世代からすると
整骨院=整体と名前が似ている謎の建物、保険が使える?なところ
というように認識に乖離はありますが、怪我の処置において保険が使えると便利なこともあります。

保険が使えようが使えなかろうが、医療従事者の気持ちはいつも変わりません。
「早く良くなってほしい」
「そのために全力を尽くす。決められた制度の中で

それだけです。

しかし、制度に限界がある、患者さんのニーズが多様化している、やりたい治療がある

というような状態の中で、やっていく場合は自費治療、という選択も必然という気がします。

まとめ

・時代の変化とともに、施術や技術が多様化した

・保険制度内で表現できない技術が増えた

・それを保険でやると不正

・では自費にする代わりに技術で勝負

というところでしょうか。

どうしても、整骨院は、やってることが少しわかりにくいイメージがあります。

その中で、どういう人がいて、どんなことをしていて・・・という事を当サイトを

きっかけに知っていただけたら幸いです。

 

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